マラカスがもし喋ったら

読書メモ、講演メモ中心の自分用記録。

竜王戦第1局、初段の感想

竜王戦中継plus : 【梅田望夫観戦記】 (13) 羽生名人、大局観の勝利

3時まで粘っていたら、梅田望夫さんの観戦記が更新された。
今回の第1局、内容そのものに加え、梅田さんの観戦記を含め中継も素晴しく、とても楽しめた。
竜王の著書の言葉に安心して、初段なりの感想を書いてみる。
素朴に感じたのは、羽生さんの角と馬が攻防によく効いたなあということ。
観戦記の中で、深浦王位のF1と装甲車の話や、佐藤さんの手数計算の話が出てきたが、
その手数計算を逆転する力を持っているのが攻防の手だと思う。
羽生さんの64角は結局、53で金を取り、86で銀を取った。1手で受けと攻めの2手分を指している。

竜王戦中継plus : 【梅田望夫観戦記】 (12) 佐藤康光棋王、現代将棋を語る

佐藤「いや、△6四角そのものよりも、△6六歩と取り込んで、△6七歩成って、それで△6九角のところ、ですかね。それが間に合うって感覚はちょっとないですね。それが感心するところです。まぁ、△6四角はしょうがないというか、もうこれは、考えたら捻り出すしかないんで。でも、『(6七歩を)成って角(6九角)で大変』という感覚は、ちょっと持ち合わせてる人は少ないような気がします。」

佐藤さんの言うこっちが肝なのであろうが、64角の華麗な動きも印象に残った。
第2局、竜王の逆襲に期待しています。