マラカスがもし喋ったら

読書メモ、講演メモ中心の自分用記録。

思想のパースペクティブ

岡崎先生
1. パースペクティブ 視座 遠近法 モノの見方が見え方を規定している
1)F・ニーチェパースペクティブ主義」
「現象に立ちどまって、「あるのはただ事実のみ」と主張する実証主義に反対して、私は言うであろう。否、まさしく事実なるものはなく、あるのは解釈のみと。私たちはいかなる事実「自体」を確かめることはできない。おそらく、そのようなことを欲するのは背理であろう。
総じて「認識」という言葉が意味をもつかぎり、世界は認識されうるものである。しかし、世界は別様にも解釈されうるのであり、それはおのれの背後にいかなる意味をももってはおらず、かえって無数の意味をもっている。
世界を解釈するもの、それは私たちの欲求である。私たちの衝動とこのものの賛否である。いずれの衝動も一種の支配欲であり、いずれもがその遠近法をもっており、このおのれの遠近法を規範としてその他すべての衝動に強制したがっているのである」ニーチェ 権力への意志
 
「まさしく事実なるものはなく、あるのは解釈のみ」
解釈同士の戦い 支配欲 力への衝動
 
2)K・マンハイム
知の存在被拘束性
あらゆる知識や思想は社会的に制約されている
→相関主義
 
3)比較という方法 地理的−歴史的
・知識を構成する文脈(コンテクスト)を理解すること
・自分の「常識」を相対化すること
 
4)別思考の探求→自己変容のための修練 M・フーコー
 
2.エミール・デュルケームの歩み
1858 フランスロレーヌ地方 エピナル
ユダヤ系ラビの家系
甥はマルセル・モース
二度の受験に失敗、不安と苦悩
ドイツ留学
親友のヴィクトル・オメーが自殺
ボルドー大学
「社会分業論」1893
社会学的方法の基準」1895「自殺論」1897
「宗教生活の基本形態」1912
ソルボンヌ(デュルケーム)VS コレージュ・ド・フランスベルクソン
1917年没