マラカスがもし喋ったら

読書メモ、講演メモ中心の自分用記録。

【読書メモ】寺尾紗穂『彗星の孤独』(スタンド・ブックス 2018年)

彗星の孤独

彗星の孤独

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2018年8月刊行
西岡恭蔵「Glory Hallelujah」
ミヒャエル・エンデは、「客観」という概念は16世紀ごろフィクションとして設定され、当時の人々はそれがフィクションであることを知っていたが、今ではまったく正しいものということになっている、と言っている(『オリーブの森で語りあう』)」
「この夜は明けない。放射性物質が降り積もり、染み込みゆく暗闇の中で人々の目はこれまでになく冴えきっている。不謹慎と言われるかもしれないが、私はとてつもなくたくさんの人が覚醒しているこの夜を美しいと思う。」
尾崎翠『こほろぎ嬢』
「文学や芸術はもっともっと一個人に開かれていいものだと思う。誰がいつ始めてもいい。その巧拙やレベル如何に最後までこだわる人もいるだろうが、一番大切なのはひとりの人間にとっての切実な表現と喜びがそこにあるかどうか。」
花田清輝『復興期の精神』「楕円幻想 ヴィヨン」
カラヴァッジョ
つかこうへい 飛龍伝 樺美智子
何事もまだ終点ではなく、途上
>>円、ネオコン、ナチズム、スターリニズム<<
永遠の関係はない 友人との関係も ある幸福な一時期
植本一子
「「ビッグバン」の残滓を人間の中に探す」
「私たちは誰もかれも、本当は宇宙の一部だったことを記憶しているはずであり、再び宇宙の塵になっていくのだ。すべての生き物、すべての人間が、ひとしく」
マヒトゥ・ザ・ピーポー
悪魔は堕天使 ヤンキーは堕天使
横軸(現世)と縦軸(歴史)
「音も狂い、加えて不協和音が鳴り始めているように思われるこの世界の中で、せめてひと時、あなたと美しい音楽を奏でたいと思う。同じ時代に生まれた私たちが一緒にいられる時間は、長くはない。」
坂口恭平『0円ハウス』写真集
フランク・ロイド・ライト「タリアセン」建築塾
おたまじゃくしと金魚一緒の水槽
「無知は罪ではない、凶器なのだ」
魯迅「人が人を食っている」
寺尾次郎 
ひとりで仕事に完全に集中する
「ねえ彗星」
最後
9/13読了