マラカスがもし喋ったら

読書メモ、講演メモ中心の自分用記録。

【読書メモ】宮台真司、仲正昌樹『日常・共同体・アイロニー 自己決定の本質と限界』(双風舎 2004年)

三省堂書店 神田本店 佐伯由美子
「近代の超克」 廣松渉
仲正のまえがきが傑作 当時41歳
目次
第一章 現代思想と自己決定
第二章 共同体と自己決定
第三章 リベラリズムアイロニー
第四章 日常・共同体・アイロニー
1.エクリチュールと…
近代社会のなかで、主体的であるといいながら、じつは没個性的になってしまうパラドクス
それを乗り越えようとする共産主義
「しかし、ソ連スターリン主義がもっとも典型的ですが、社会を壊そうと思うと、自分たちはそれよりもガチガチで没個性的な社会をつくらざるを得なくなる。」
全共闘世代 「真の主体性」 サルトル実存主義→混沌とした無意識のなかに自分を引きつけるものがあり、それに人生を賭けていく
全共闘より少し下 「真の主体性」→「生き生きとしたもの」 山谷 釜ヶ崎
→「カルチュラル・スタディーズサブカルチャー
綿矢りさ金原ひとみ
「生き生きとした経験」から成る「世界」を求めている
「生き生きとした現在=現前性」=言葉にする前の瞬間
一回限り 二回目は反復になってしまう
P31 シュールレア・・・してしまうことです。「破壊してみたい」・・・全共闘です。
高橋哲哉鵜飼哲 岩崎『ショアーの衝撃』
小森陽一 高橋『ナショナル・ヒストリーを越えて』
2.〇〇
アイロニー=皮肉、反語、あてこすり
ロマン的イロニー=対象に没入し、同時に対象と距離をとる
宮台 原初的社会→高分化社会
言葉のなかに、あらかじめ自明性の裏切りを先取りした「否定の図式」を組み入れる
P35あらかじめ「あ・・・おいてです。
事前に用意された「外」や「異常」という範疇に当てはめられる
physics 万物学 meta physics ☓形而上学 ○メタ万物学 超越学
プラトン以前=文字以前
紀元前五世紀末にようやく一般市民に文字文化が拡がる
文字以前=舞踊と朗誦
ジョン・ブアマン『惑星ザルドス』 無文字社会
P38いずれにせよプラトンは・・・を尊びました。
P38こうして愛知・・・へと転態します。
「生身の女」という自体的なもの
差異と反復
  
中断 来年読む