マラカスがもし喋ったら

読書メモ、講演メモ中心の自分用記録。

【読書メモ】相場英雄『Exit イグジット』(日経BP 2021年)

6/11読了
◆要約:地銀の経営危機。国債金利がゼロで利ざやが稼げない。結果として危ない融資が増え、象徴がスルガ銀行かぼちゃの馬車事件。日銀の異常な金融緩和策により、ハイパーインフレは現実的にありうるか。禁じ手の財政ファイナンス、積み上がる一方の国債残高で出口が見いだせない。週刊誌、月刊誌の内幕。
◆感想:日銀のバランスシート問題に関心があるので試しに読んでみた。久しぶりに小説を読んだので面白かったが、内容的には疑問。いまの日銀の異常さを指摘して、いつかハイパーインフレに陥る可能性を言っているが、具体的にどのような引き金でなるのかわからなかった。