放送大学 荻野弘之先生
1.倫理学関係の著作とその相互関係
2.エトス(習慣)からエートス(人柄)へ
・習慣(反復)が人柄になる
3.実践哲学の方法論
・ラディカルではなく、グラジュアル(漸進的)
5.人間の行為と目的の構造
・『ニコマコス倫理学』冒頭「人間の技術や研究、また行為や選択は、いずれもある何らかの<善>を目指しているように思われる」
・「歩いている」→「駅にいくため」→「学校に通うため」→究極目的
6.最高善としての幸福
・人間の行為や生活の究極目的(最高善)=「幸福」
・ただし具体的な内容に関しては人それぞれ違う 健康、金、名誉、知
・「善い」と言われる場合の条件(1)十分な機能 よい机(2)よい職人 よい医者(3)よい人間→精神的な卓越性 分別・理性=幸福
8.徳の二区分とその形成
・思考の働きに関わる卓越性/人柄としての徳性 後者も後天的