マラカスがもし喋ったら

読書メモ、講演メモ中心の自分用記録。

【映画メモ】井上梅次監督『ニコヨン物語』(日活 1956年)

@シネマヴェーラ渋谷
 
・原作:須田寅夫 脚本:川内康範井上梅次
・敗戦後4年。東京の失業対策による日給240円の日雇い労働者
・一泊60円のドヤ『希望館』
・ニコヨン=昭和24年(1949年)の失業対策法の施行当初、公共職業安定所の斡旋で働いた労働者の日給が240円であったところから、日雇労働、また、日雇労働者の俗称。
・中風は、現在では脳血管障害(脳卒中)の後遺症(偏風)である半身不随、片麻痺言語障害、手足の痺れや麻痺などを指す言葉として用いられている。中気、卒中または俗に「よいよい」などともいう。
・競馬
向ヶ丘遊園に遠足 昭和2年(1927年)開業 小田急の遊園地 空中ケーブルカー
・青年会主催 ダンスパーティー
・1950年物価 大卒初任給(公務員)4.223円 牛乳:12円 かけそば:15円 ラーメン:20円 喫茶店(コーヒー):25円 銭湯:10円 週刊誌:15円 新聞購読料:70円 ※朝刊のみ 映画館:80円
 
◆感想:面白かった。当時の風俗がよくわかった。
名優ぞろい。三國連太郎が現代的でかっこいい。
山岡久乃と織田政雄の夫婦の新居のシーンが素敵。