@池袋新文芸坐
アレハンドロ・ランデス監督『MONOS 猿と呼ばれし者たち』(2019年)
・ゲリラ組織「コロンビア革命軍」(FARC)50年続いた内戦 2016年和平合意
・人質の身代金がビジネス あとは麻薬
・メッセンジャー役本物
・ウィリアム・ゴールディング『蠅の王』、ジョゼフ・コンラッド『闇の奥』にから着想
・南米のマジックリアリズム 嘘のような本当の話
アピチャッポン・ウィーラセタクン監督『MEMORIA メモリア』(2021年)
・ボゴタ、カリ、メデジン、ピハーオ トンネル建設工事
・頭内爆発音症候群 内なる憂鬱
◆感想:
『MONOS 猿と呼ばれし者たち』
前半の高原のシーンの映像がとにかく綺麗。幻想的でスタイリッシュなロケーション。
ファッションもスタイリッシュで、おしゃれな映画。
音楽もリアルで変わってる。
人質ビジネスは酷い。大義のために方法は問わないとやると、その革命(戦い)は絶対に成功しない。と思う。
映像はすごく綺麗だが、訴えたいことはいまいちぶれてるのかなと思った。
『地獄の黙示録』級の衝撃というコピーは言い過ぎ。悲惨さがあまり伝わらなかった。
『MEMORIA メモリア』
ボゴダの町並みが綺麗。大学や図書館が先進的。
映像が芸術的。最初の駐車場のシーンが良かった。ちょっとした公園で瓶ビールを飲んでいるシーンが良かった。
話の内容は高尚すぎてわからなかった。
過去の声、音が石などの物質に染み込んでいるということ。
トンネル工事の人骨や、過去の声にもっと耳を傾けること。内省すること。
コロンビアの2本の映画だが、コロンビアのことサッカー選手しか知らなかったので良い知識になった。