マラカスがもし喋ったら

読書メモ、講演メモ中心の自分用記録。

2017-01-01から1年間の記事一覧

【読書メモ】2017年に読んで面白かった本ランキング

2022年1月にこのエントリを書いている 1位 山本理顕『権力の空間/空間の権力 個人と国家の〈あいだ〉を設計せよ』 (講談社選書メチエ 2015年) 2位 篠原雅武『空間のために 遍在化するスラム的世界のなかで』(以文社 2011年) 3位 笠井潔、押井守『創造元年1…

【授業メモ】労働学校「改憲阻止・次は「日米安保条約」廃棄の闘い

憲法16条 請願権 魅力ある政策づくり マスコミ対策費 年次改革要望書 構造改革 民営化 非正規化 明らかな内政干渉 1970 共産党攻撃 社共の対立づくり 革新自治体つぶし 1980 「社公合意」共産党を相手にしない 総評解体→連合 1990 政治改革→小選挙区制 政党…

【授業メモ】労働学校「改憲の震源「日米同盟」は、日本国憲法とどう対立・違反しているか」

ぴおシティ (1)戦後日本の出発点 「ポツダム宣言」に無条件に従う。 ↓ 日本国憲法11/3公布、5/3施行 ↓ (2)社会主義国が次々と生まれる ↓ 日本の限定的再軍備(1948.5.18) ↓ 朝鮮戦争 1950.6.25 ↓ 警察予備隊 1950.8.10 7万5千人 ↓ 朝鮮特需(軍需産業復活)…

[講演メモ]龍谷大学@Fushimi「ファシズムの再現を許さない」

高橋進先生 第一次世界大戦 約1300万人の死者 ヒトラー=救世主願望 ナチ党(私兵) 国会議事堂放火事件→自作自演 全権委任法 ナチス=清潔 諸根貞夫先生 失礼だが、駄目な左翼の典型に感じた。教条主義的護憲主義。

北朝鮮のミサイルについて

投稿1◆戦争遂行のためのプロパガンダ国家が戦争を遂行するためには、国民に戦争するしか道がないことを信じ込ませるために国策プロパガンダが頻繁に行われる。イギリスの政治家アーサー・ポンソンビーは、第一次世界大戦でイギリス政府が行った戦争プロパガ…

【読書メモ】情況2004年6月号「1980年代の宮台真司後編」

郊外のテレクラ妻のリアリティサイファ=ゼロ 現実界ブルセラ系は安全「流動性に耐えられずに、入れ替え不可能性を求め、全体性にアクセスしようとするオウム的な超越系はアブナイ。」ブルセラ女子高生のメンヘラ、ドラッグ、リストカット落ち。実際の処方箋…

【イベントメモ】「とことん追及!森友学園問題」

満員で熱気があった。論客揃いで皆演説が上手く面白かった。籠池夫妻逮捕だけで終わらせるわけにはいかない。帰りに瑞穂の國記念小學院まで歩いてみた。豊中は文教都市のニュータウンといった感じで落ち着いた街だった。 日時 2017年8月4日 19:00 - 21:00場…

【読書メモ】矢部史郎 小冊子3冊

「討議 2011年以後、どうなのか」山口素明 x 矢部史郎「移住者たちの新たな問い、増殖する新たな空間」矢部史郎 x 山の手緑「12・17"放射脳"左翼 全国集会 報告集」名古屋共産主義研究所 「16年テーゼ」受忍被爆これは公害事件放射脳=フィーリング、勘、実践…

【授業メモ】京都自由大学 男性と暴力 ー相模原事件とかかわらせつつ

伊藤先生。陰陽 男女役割分担がある学校→次世代の労働力の育成労働力再生産労働 マルクス系フェミニズム金儲けのために地球を破壊する→本末転倒ナチス→近代合理主義の行き着く先男性→成功、勝利を目指す(ことを求められる)上か下か。女性に対する支配性。…

【授業メモ】京都自由大学 亡くなられた方々は、なぜ地域社会で生き続けることができなかったのだろうか?

渡邉さん。JCIL日本自立生活センター24時間介護 毎年キャンプバリアフリー 脳性麻痺 知的・精神障害脱施設 相模原事件地域社会から隔離 名前の非公表もし事件がなければ・・・ 知らずに死んでいた。今まで見捨てていて、今さら追悼する。真の追悼は繋がるこ…

【授業メモ】京都自由大学 安楽死・尊厳死論の系譜と相模原障害者殺傷事件

大谷先生橋田壽賀子 私は安楽死で逝きたいスイス 自殺ツーリズム「海を飛ぶ夢」「母の身終い」「92歳のパリジェンヌ」「世界一きらいなあなたに」安楽死→苦痛から解放するため尊厳死→(日本だけ)延命治療の差し控え死ぬ権利 武士の切腹 サリドマイド新生児…

【授業メモ】京都自由大学 道筋を何度も作ること——7.26殺傷事件後

立岩先生長谷川豊問題に対する反論。1.人は全員いずれ死ぬ。2.できるし、そんなに大変じゃない。人は余っている。資源(薬など)もある。余裕で救えるはずなのに、そうなっていないことが問題。

共謀罪、中間報告採決はひどい

反対の多い共謀罪法案をよりにもよって、委員会を無視した中間報告で通してしまおうという無茶苦茶さ。 現行刑法では、犯罪行為の結果発生に至った「既遂」の処罰が原則。重大犯罪に限って「未遂」も、さらに例外的に、取り返しのつかない犯罪(内乱、外患誘…

David Keith Lynch

「オスカー・ココシュカのもとで絵画を学ぼうとオーストリアへ渡ったが、街があまりにも綺麗で自身の中での創作意欲が萎えてしまい、3年間滞在する予定であったが、わずか15日間でアメリカへ帰国することになる。」 「触発されるもの」を求めて。 「帰国する…

【講演メモ】内田樹「ポスト・グローバル期のゆくえ」龍谷大学 

2045→8000万人 2100→4500万人 種として人口を減らしている。 日本が世界で最初に超人口減 右肩上がりイデオロギー 株式会社は新しい制度 有限責任→あまりに無責任 最初はイギリスで何度も禁止された 日本の大学崩壊 12月フォーリン・アフェアーズ 3月ネイチ…

【読書メモ】三浦展『新東京風景論 箱化する都市、衰退する街』(NHKブックス 2014年)

新東京風景論 箱化する都市、衰退する街 (NHKブックス)作者:三浦 展NHK出版Amazon第一章 箱化する都市 風景を失った東京 人口は変わらないのに、世帯数は増えた。→住宅がたくさん必要に。 東京大改造は、日本橋の上に高速道路を建設した。 江戸の中心、日本…

【読書メモ】『昭和を語る 鶴見俊輔座談』(晶文社 2015年)

昭和を語る: 鶴見俊輔座談作者:鶴見 俊輔晶文社Amazon1.憲法 都留重人「ルーズベルトのことば」(1967) 戦争責任を官僚も大衆もとっていない。 マッカーサー原案は土地公有制 「膨大な法令の量」 戦前にくらべて、官僚がさらに肥大化している。 古関彰一、…

【読書メモ】山本理顕『権力の空間/空間の権力 個人と国家の〈あいだ〉を設計せよ』 (講談社選書メチエ 2015年)

権力の空間/空間の権力 個人と国家の〈あいだ〉を設計せよ (講談社選書メチエ)作者:山本 理顕講談社Amazon目次 はじめに 第一章 「閾(しきい)」という空間概念 1 "no man's land"とは何か? 2 ポリスの空間構造、そして「閾」という空間概念 3 集落調査…

「堀部安嗣建築の鼓動」

本町荘 静謐 立ち去りがたい建築 町医者の記念館 テラス 客船 ガンツウ 落ち着き シック 洋菓子店 仏壇と書庫 夜 明かり 静と動 光と闇 生と死 そのリズムが人の鼓動とシンクロする ルイス・ カーン ソーク研究所

「バンコクナイツ」

バンコク トゥクトゥク EDM 屋台 ビール 沈没組 寺院 アヘン ガンジャ 里見機関 イサーン 東北 ノーンカーイ 出稼ぎ 僧侶と軍隊 欧州人 戦争 日本人 ヴィエンチャン ラオス お金がない 夜 月 森 メコン川 海 HIV 資本主義 都市と自然 刺激中毒

【読書メモ】篠原雅武『空間のために 遍在化するスラム的世界のなかで』(以文社 2011年)

空間のために 遍在化するスラム的世界のなかで作者:篠原 雅武以文社Amazonはじめに 「1989年に、フェリックス・ガタリは、人間の生活世界が文字通り悪化の一途をたどっていると述べた。ガタリがいうのは、家庭内の生活がマスメディア消費によって蝕まれ、夫…

【読書メモ】いがらしみきお『誰でもないところからの眺め』(太田出版 2015年)

誰でもないところからの眺め作者:いがらしみきお太田出版Amazon怖かった。 読後、現実の日本はここまで酷くはないだろうと思ったが、 だんだんと思い直した。現実にここまで酷い。 例えば、相模原事件。 格差社会。介護問題。 認知症とは何か? 問われるコミ…

【講演メモ】山極寿一、國分功一郎「芸術は何処へ?」

京都府立文化芸術会館 山極先生 夜→昼 嗅覚、触覚→視覚 目の高さ 群れ 知識の共有 熱帯林で食物を探す 原初の感性 果実は食べて欲しい 果肉はお礼 色 群れ 喧嘩を起こさない ボノボ ゴリラ 分配社会 700万年前 熱帯林を出る 直立二足歩行→脳が大きくなる 捕…

【読書メモ】宮沢章夫『NHK ニッポン戦後サブカルチャー史』(NHK出版 2014年)

NHK ニッポン戦後サブカルチャー史作者:宮沢 章夫,NHK「ニッポン戦後サブカルチャー史」制作班NHK出版Amazon42万人の進駐軍 1956 表参道「キデイランド」「オリエンタルバザー」 青山通り「紀ノ国屋」「ピーコック」 1956 「アメリカングラフティ」「バック…

【読書メモ】笠井潔、押井守『創造元年1968』(作品社 2016年)

創造元年1968作者:押井 守,笠井 潔作品社Amazonまえがき 「1960年台後半には西側諸国、東側諸国、第三世界のそれぞれでラディカルな反権力運動が広範に生じ、たがいに共振し加速しあうように同時進行した。その頂点は1968年で、春には南ヴェトナム解放民族戦…