マラカスがもし喋ったら

読書メモ、講演メモ中心の自分用記録。

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)

チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)

チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)

非常に面白かった。
事件とは別に描かれている病院の問題は現実でも改善されず、
むしろどんどん悪くなっている気がする。
バブル後に銀行業界の護送船団方式の限界が露呈されたように、
病院・製薬会社・医療機器メーカの護送船団方式・利権しがみつき構造も限界を迎えているのではないか。
この読書によって、この問題に関心が持てるようになった。



退場宣告―居直り続ける経営者たちへ

退場宣告―居直り続ける経営者たちへ

 
非常にためになった。
この2冊を続けて読めたのは良かった。
失われた10年のことが多分1割くらい解った。
これを読むと大蔵省、日銀共何も手を打たなかったわけではない事がわかる。
しかし、政府・国会、マスコミとの連携が悪く、行動がちぐはぐであった。
日銀新総裁の白川方明さんも少し登場し、タイムリーで面白かった。