マラカスがもし喋ったら

読書メモ、講演メモ中心の自分用記録。

【講演メモ】【講談社現代新書 創刊60周年記念 特別対談】大澤真幸×千葉雅也「人生が変わる「教養」――混沌とした世界を生きるために」

@池袋Hall Mixa
・現代的な知識 タイパ、コスパ 有用性
・教養と修養 教養主義
・経済合理性 うまく生きる 大きく言えば資本主義
・答えじゃなくて問い 
・システムと祭り
・読書の効用=世界に対する態度の変更
・人間が生成AIのようになる
・もやもや うまく言葉に出来ないこと
・人文知と自然科学との違い=ベースに主体的なコミットメントがあること
・AIには動機がない 
・生成AIの使い道 ランダマイザー、アイデア出し、ダダイスト
・人間関係=お互いの微妙な傷つけ合い 傷つきの無い人間関係は無い
ワープロと原稿用紙 何かが変わる 簡単に消せること 原稿用紙の横にメモ用紙
・渇望 抑圧されたものの回帰
・小川哲『君のクイズ』
・大きな本当に問いたかったもの→扱えるテーマ それが繋がっているか

◆要約:答えを求めることより、自分にとっての大切な問いをたてること。それを人文知が助ける。
AIが人間に近づくというよりも、人間がAI的になっている。傷つくことを恐れないこと、何が抑圧されているか。
◆感想:二人とも生で見たことがないので、ちょうどいいと思い行ってみた。
大澤真幸の回りくどい話し方が好き。
千葉雅也は小説の方により関心があるもかも。
答えより問いという話、なにかをするときに、その能力より、その動機を調達するほうが大事とも置き換えられると思う。
やる気のない子にいくら無理やり勉強させても身につかない。
勉強する動機をどうやって調達するか。
生きる動機。欲望。
とりとめのない対談だったが、なんとなくそんなことを思った。