マラカスがもし喋ったら

読書メモ、講演メモ中心の自分用記録。

【読書メモ】木村英昭『検証 福島原発事故 官邸の一〇〇時間』(岩波書店 2012年)

プロローグ
首相官邸
オフサイトセンター 大熊町
電力総連→民主党
勝俣恒久 北京 マスコミOB
読売新聞 正力 検証を放棄
保安院 安全委員会
 
第一章 3/11(金)原発異変
3.11参議院決算委員会 ← 動画確認
「各自身の安全を確保するようにお願い致します」「机の下にお隠れください!」
内閣危機管理監 伊藤哲朗 元警視総監
地下 「幹部会議室」
緊急災害対策本部
午後三時から始まる
総務省 片山善博
3:27 津波がF1へ。 3:35 第二波。
全交流電源喪失 東電社員二人死亡
地下→4f 大会議室
保安委員長 寺坂信昭「分かりません」 元経産官僚 経済学部10年共産党 吉井英勝への答弁
内閣府政務官阿久津幸彦 菅の側近
F1当時 6415人 東電755関連下請け5660
PM4:36 地震原発対策室
経産副大臣 池田元久 福島へ 民主党古参 現地対策本部長
菅激高「なぜ非常用ディーゼルエンジンが止まるんだ!」
下村健一 Kに冷却水が必要
東電 武黒一郎 原子力の専門家 柏崎でも支持 2010年10月から国際原子力開発社長 官邸へ
PM 4:54 初の記者会見
菅直人 東工大 理学部 応用物理
寺坂 原子力の素人 
原子力災害対策本部事務局長
寺坂→平岡→安井正也
保安院機能せず
PM7:03 原子力緊急事態宣言
安全委員会 班目春樹
中二階の問題点 → 5階 総理執務室
斑目「3kmで十分、風下方向に5-8km」
PM9:23 半径3キロの退避 3-10 屋内退避
専門家たちがメルトダウン状態
 
第二章 3/12(土)原発爆発
1号機「ベントができない」 0:57→3:00→4:30
朝6:14 スーパーピューマ 12人
免震重要棟 野戦病院
吉田昌郎「決死隊を作ってでもベントはやります」
8:05離陸
>>東電社員(決死隊)の名前と現在を公表せよ<<
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「小学生の下手くそなサッカー」ボールに群がる
PM3:36 1号機爆発
福島第一テレビ 山中の無人カメラ
カットイン
大橋聡子 徳光雅英
勝俣恒久 「大手マスコミ接待リスト」 26人
日テレ 放送
「爆発」とは言うな
斑目「水素爆発はありません」
・この爆発を予測できなかったことで、斑目や武黒らといった専門家の権威は完全に失墜してしまった。官邸中枢の不信感はここで極まり、決定的になった。
日テレ 爆破弁
日比野靖 管の同窓 情報工学
PM6:25 避難地域 半径20kmに。
零した こぼした
安倍ブログ「真実は一つです」
読売新聞も加担
柳瀬「安倍さんのいってることは嘘です」「あり得ません」
PM8:32「国民の団結を」記者会見
一人の住民の皆さんにも健康被害といったようなことに陥らないように
第四回原子力災害対策会議
国家戦略担当相 玄葉 福島地元
武黒→川俣
菅 日比野 久木田豊(安全委員長代理) 平岡(保安院次長) 東電川俣
東芝と日立を呼ぶ。
 
第三章 3/13(日)原発暗転
AM2:42 運転員が勝手に3号器HPCIを停止してしまう。
第五回原子力災害対策会議 「とにかく東電が駄目なんですよ」
東工大 嶋田隆一 原子力
東芝 佐々木則夫
嶋田「原子力の専門家を集めます」有富正憲 斎藤正樹
計画停電
 
第四章 3/14(月)原発溶融
東電副社長 藤本 vs枝野 福山
殺人罪で告発するぞ」
SPEEDI 原子力防災の基本中の基本
国民の皆様の節電へのご協力
横田基地 在日米軍司令部

外務省日米安保条約課 木戸大介ロベルト

文科省 澄川雄 
保安院と米軍は知っていた。官邸はそもそも知らされていなかった。
高木義明文科大臣 高卒 三菱造船労組
AM10:56 3号器爆発 4チャンネル
2号器の危機
日立、中西宏明
「空焚き」
吉田と菅直接電話。
「まだやれます」「ただ武器が足りません。高圧でも注水できるポンプがあれば」
清水、海江田にTEL PM8:00
「第一原発の作業員を第二原発に退避させたい」「残って頂きたい」
pm8:40 東電武藤記者会見
実際にはpm7:50にメルトダウン10:50圧力容器損傷
松永和夫 経産事務次官
ジョン・ルース→枝野「米国の原子力専門家を官邸に常駐させて欲しい」断る
 
第五章 3/15(火)原発放棄
未明 伊藤管理官の喝 
福一を放棄→日本を放棄になる。
「命を賭けて戦うしかないんだ」
am3:20 応接間 御前会議
菅 藤井裕久 瀧野欣彌 松本龍 寺坂・安井 斑目・久木田 東電清水
武黒 近くのホテルで仮眠
菅「撤退などあり得ませんから」清水「はい、分かりました」
「細野くんを東電に常駐させたい」
「事故対策統合本部」
am5:28。菅、東電本店へ。
2階、対策本部
「皆さんは当事者です。命を懸けて下さい。金がいくら掛かっても構わない。会長、社長も覚悟を決めてくれ。60歳以上が現地に行けばいい。自分はその覚悟でやる」
am6:00 2号器圧力抑制室付近で大きな衝撃音 三時間後正門付近毎時1万1930マイクロシーベルト
風向きが陸側に。浪江、川俣町、飯舘村福島市
圧力0。4号機でも大きな音
吉田・菅テレビ会議「すいません、今、緊急事態なんです 現場作業に戻ります」
撤退の稟議書
内閣官房副長官補 西川徹矢 警察官僚出身の一喝
4号機 屋根が吹き飛ぶ
東電「かなりまずいので退避させたい」
70人を残して、650人が第二原発に退避
am8:30 東電会見
8:46 菅 官邸に戻る
この時 speediがあれば
斑目文科省が死んでいた」
原子力安全技術センター
寺坂「同心円は同心円でそれもあり」
am9:38 4号機建屋で火災
玄葉→内閣府原子力員会会長 近藤駿介
「最悪のシナリオを作って頂けませんか」
→16日pm7:30
am11:00 避難30kmへ
午後12:53
原子力災害対策本部
各閣僚のいらだち
横浜 理研 生川浩史
米の動き
外相 松岡剛明→ヒラリー・クリントン
パリ 外相会談 80km
17日 pm2:45 出国勧告
オバマ「東京エリアに居住する米国民は同エリアから出るように促す予定である」
16日無人探偵気グローバルフォークをF1に。
浪江町 11年5月26日 タイバックで焼香の写真
17日 自衛隊のヘリによる散水 「専門家」
清水「俺は過去を話すつもりはない」
 
エピローグ
計13台すべてのディーゼル発電機が動かなかった
大本営発表」を記録する
異常な菅バッシング
細野豪志は取材に応じず
保安院は群を抜いて不誠実
最後 時系列表。
3/8-4/30