マラカスがもし喋ったら

読書メモ、講演メモ中心の自分用記録。

【イベントメモ】山本理顕×能作淳平×西倉美祝×若林拓哉×西田司『小商い建築、まちを動かす!』刊行記念 「小商い建築の公共性について考える」@いづみ co&work

神奈川区泉町GAZEBO 山本理顕祖母の薬局 青木小学校
若林拓哉
・欅の音terrace 練馬、桜台 2階建てアパート
・月に1度のDoデー→打ち上げ
・2ヶ月に1度マルシェ
・ローカル・パブリック・アワード 
・建物をつくるとコミュニティが発見される(可視化される)
・tsugubooks 若林さん
・コミュニティのための小商い(ブティック)自分自身もコミュニティのメンバー それが外に発見される。→アルマーニなど
・イタリアの都市国家
能作淳平
国立市谷保駅 国立富士見台団地URリノベ
団地の人的資源
・奥に行くに連れて幅が広くなるテーブル
ベッドタウン→デスク(テーブル)タウン
・スナック
西倉美祝
・建築=線を引く、権力からプライベートを守る
・エクストリーム行為
・サロンとサードプレイスの間 サロン=閉じてる どこまで開くか、どう開くか 1段バリアを作る 環境管理型権力
討議
ギリシア ポリス 城壁 メメイン(ノモス=法律)
・外側=ピュシス(自然)=野蛮
ビューロクラシー=官僚制
・パブリック=自主的にいること 自主性
・今の道路=国家(国土交通省)の空間 パブリックではない
・重要なのはお店をやっていること 商い=入っていいというサイン
・機能という言葉は近代建築から
・チャールズ・バリー ウェストミンスター宮殿
・住宅に国家が介入し始めた
・住宅を閉じさせようとする力
・鉄の扉とシリンダー錠
・「セキュリティ」と子供を増やすため(労働力の再生産)
・開こうとするとみんな怖がる
質疑応答
・void 空所 琵琶湖と皇居 ロラン・バルト
・昔は九段下のお煎餅屋に皇族がお忍びで買いに来てた
ビューロクラシーの名において国家の私物化が起こっている=ファシズム=顔の見えない支配
・動機=単に住民の自分がつまらないから
・新横浜の南
・500人くらいの顔の見える範囲 → 地域社会圏
トクヴィル ニューイングランド 3000人
古代ギリシアのポリス 4000人+奴隷
・正解じゃなくてもチャレンジが大事
・町内会 マンションの住人が入らない(入れない)
 
◆感想:山本理顕さんのGAZEBOに行ってみたかったのでよい機会になった。
欅の音terrace普通の2階建てアパートをあのようにリノベするのはすごい。
駐車場スペースを使えたことと、ひとつ真ん中の部屋を共有スペースにできたことが大きいと思う。
富士見台トンネルは結構最近よくみる、商店街の中のイベントスペース、日替わりバーだという印象。
日本の住宅と街は閉じすぎているからもっと開いていこうという趣旨。
この2つのスペースは素敵だと思うが、ちょっとおしゃれな若者や余裕のある層よりの場所だと思うので、
自分はもっと自分のような下層階級の居場所になれる場所を考えたいと思った。