マラカスがもし喋ったら

読書メモ、講演メモ中心の自分用記録。

社会学への招待 イトウ先生。
小説と社会学
文芸の変容=社会の変容
「共同体の物語」(叙事詩)から「個人の物語」(小説)へ
「グーテンベルグの銀河系」(F・マクルーハン
活字文字の誕生
「聴覚」を軸に五感全体を使ったコミュニケーション

「視覚」中心のコミュニケーションへ
認識の変容
nation-state 国民国家 国家の一員
ベネディクト・アンダーソン「想像の共同体」
前近代→近代 個人主義の時代
個人・個性の強調
・近代社会の成立と3つの「革命」
・科学革命
産業革命
・市民革命
家族・共同体から
生産、教育、消費、医療が外部化する。
構造分化、不安定性が増す
エゴイズムの拡大・欲望の肥大化
個人の自由・平等と
全近代的な共同体に代わる社会の絆(共同性・社会連帯)
を どう同時に実現するのか?
どう調和させるのか?

社会学 今も続く課題
小説の社会学、物象化
人との関係がモノの関係のようになる
インターネットと感想戦感想戦は対面で。
ステレオタイプ、レッテル 抽象化 しかたがない。
さけられないけれども、
質的なものが量によって計測される。
人間関係 活き活きした具体性を喪失し、
抽象化される。
カフカ ヌーボーロマン
個人がモノに支配される
個人の主体性の喪失
欲望と欲求
欲求は生理的 欲望は社会的に作り出される。
小説で社会を発見する
ジラール
欲望の三角形理論
    O対象

主体 →↑ M媒体 Model=ライバル
媒体がそれを欲望しているから、それを欲しがる。
三角関係 欲望が無限に亢進していく。
他者の欲望を模倣する。
セジウィック
ホモソーシャル「男同士の強い絆」
ホモエロティック 性関係なしの性的ともいえる欲望
(一体感への希求)