マラカスがもし喋ったら

読書メモ、講演メモ中心の自分用記録。

Manuel Castells(1942-)2

「インターネットの銀河系」(2001)
「都市・情報・グローバル経済」
「The Information Age」
「社会情報と福祉国家フィンランドモデル
 
インターネットは情報のパワーを分配する。
ネットワークは、情報時代の組織形態。
 
ネットワークは、垂直的な企業と集権的な官僚機構を凌駕する
 
史上初の多から多へのコミュニケーション
1995:1600万人=インターネット元年
2001:4億 2005:10億 2010:20億
2013:27.4億/72億
日本人の9割。赤ん坊、凄いお年寄り以外は使ってる。

全地球上の経済、社会、政治、文化的活動がインターネットを介して構造化されつつある
 
1.1 インターネットの歴史(1962-95)
・米軍、ARPA-Net(1962-69)対話式コンピュータの研究
・パケット交換というテレコミュニケーション技術
核攻撃に備えて脱中心的なシステム。各ノードは大学に。
プロトコールTCP(1973)TCP/IP(1978)
83に軍事目的のMILNET
・「1984ビッグブラザー(支配するコンピュータ)
・1990には、複数のプロバイダーが商業ベースのゲートウェイニフティサーブなど)ソニーの失敗
1984オープンソース運動、情報は無尽蔵にコピーできるから、逆にオープンする。「社会学評論」
・1990 WWW。HyperTextの開発。HTTP、HTML、URL→イリノイMosaic
・1994 Netscape 1995 Windows95&IE 1995 Java
 
1.2 巨大科学、軍事研究、リバタリアン文化
コンピュータは元は軍事目的
・優秀な科学者と技術者が世界を変えようとの夢と意志を持ってインターネットをつくった。
シリコンバレーは最初は電子工学
真空管トランジスタ→シリコン(半導体) SPSS
西海岸vs東海岸
 
1.3 大学と草の根の結合
・1960-70年代の大学キャンパスでの自由な文化
文化的革命の目標
ソフトのオープンで自由な配布と資源の協力的な使用=初期ハッカーの行動規範
・対抗文化的 リバタリアン でも協力する
・ネットワーキングとPCは、政府と株式会社から自らを解放する力を人々に与えるもの。
 
1.4 開放性という構造
 
1.5 ネットワークによるネットワーク形成
自己組織性
 
1.6インターネットのガバナンス
自己統治
 
2.1インターネットの文化
1)テクノ・メリトクラティックな文化 能力主義
2)ハッカー文化
3)バーチャル共同体主義文化 水平的で自由なコミュニケーション
4)起業家文化
ベンチャーキャピタリスト=目利き
ネット社会はあまり雇用を生まない。
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