マラカスがもし喋ったら

読書メモ、講演メモ中心の自分用記録。

【読書メモ】中畑清『熱球悲願 "絶好調男"の道』(恒文社 1982年)

目次
はじめに
第一章 最高のオフ
怒りの目ざめ/サインは何万枚/日本一その瞬間/五十五年オフの大ショック/原の入団/新居
第二章 オレにはハングリー精神がある
田舎っぺキヨシでいたい/九人兄弟の八人目/わが家の財産はスポーツ/ガキ大将は必要だ/長嶋遊びの始まり/乳しぼりNo1/スポーツの意義/ケンカはニガ手/善行賞に決定/ソロバン二級/落球で高校卒業
第三章 東都の長嶋
奇跡の駒大特待生/無名でも負けないぞ/性格で勝った/一本足へ転向/サングラスでデビュー/骨折に気づかず/うぬぼれと長嶋さんの引退/駒大の三羽ガラス/ショックのドラフト会議
第四章 夜明けの前が一番暗い
ふてくされたらおしまい/女房へギンギラギンに燃えた/末次さんの涙/貧乏は隠さず/野球しかない/深夜のティーバッティング/屈辱の郡山行き
第五章 王さんと並んだ
オレを救ったコンタクトレンズ/選手・中畑の人気を求めて/神経質になるな/ついに一軍に定着/ツキを呼んだお化け屋敷/新NO砲/無念!新人王をのがす/伊東キャンプ/これからのオレ/絶好調でやります
 
・サインをしてやれる感激
・長嶋監督 底抜けの陽気さ
・「頑強な体が必要」
・牛の目の優しさ でも牛肉を食べる
円谷幸吉の影響
・交通整理で 善行賞
・スポーツ=いろんな人間の感情、美しさ、感動を知ることができる。
体罰=本人のためになり、組織の方針であり、度がすぎるものでなければ、むしろ必要なものではないかと考えている。
・53年10月28日。米大リーグの名門チーム、シンシナチ・レッズが初来日、その第一戦、後楽園球場での巨人戦だった。4年ぶりに来日した大リーグ、しかもその中にはトム・シーバー、ジョニー・ベンチピート・ローズジョージ・フォスターらのスーパースターたちがずらり顔をそろえていて、後楽園球場はジャンボ席までぎっしり超満員。公式戦の終盤のような熱気をはらんでいた。
5/19読了
◆要約:中畑清の生い立ち→駒大野球部→3年間の2軍生活→新ON砲として王のあとを打つ
◆感想:とても面白かった。
中畑清の元気、明るさ、前向きさにはとても学ぶべきものがある。「吹かし」だが有言実行タイプ。
そして、いまでは絶滅危惧種になっている、正義のガキ大将だった。
牛の乳搾り、高校の交通整理を欠かさない、根性がある。
父親の教育方針も尊敬できる。
自分の生まれた次の日に日米試合で本塁打を打っていたことを知り驚いた。