マラカスがもし喋ったら

読書メモ、講演メモ中心の自分用記録。

都知事選立候補者の、家入一真さんと細川護煕元総理の記者会見の動画を見ました。
家入さんの会見で応援の堀江貴文さんが、「他の候補はおじいさんばかり」と発言していました。たしかにそうなのですが、76歳の細川さん、72歳の小泉純一郎元総理の「世代の責任を感じ」、「我々世代の最後の仕事」として「苦渋の決断で」立候補を決めたという言葉は重く、単純に年寄りだから駄目という批判は当てはまらないと思います。
 
自分は去年、戦後の事件についての本をよく読んでいて、大きな事件は必ず、時代を象徴するとともに、特定の世代と深い関わりがあるということが解りました。ある世代の事件というか、例えば連合赤軍宮崎勤事件、オウム真理教事件秋葉原事件などです。自分は秋葉原事件の加害者と4つ違いですが、自分の経験と照らし合わせて、この事件のことがよく理解できます。
 
その流れで、原発事故についても、この事故はどの世代の事件なのだろうと考えていました。なので、昨日の会見で細川さんが「私の世代の責任を感じる」とはっきり言ったことにはかなり驚きました。1967年に福島第一原発1号機の建設が着工した時に1938年生まれの細川さんは29歳だったので、原発を始めた責任はもっと上の世代だと思うのですが、1979年にスリーマイル島事故、1986年にチェルノブイリ事故があっても止められず、推進を続けてしまったことに対して、本心でそう思っているのかもしれません。
 
今回の都知事選、自分は選挙権ありませんが、興味深く見ています。
 
 
【速報】細川都知事選 原発即時ゼロ 「すべてをかけて戦う」1/22

細川護熙氏「原発ゼロこそ最重要テーマ」 東京都知事選【会見速報】