@横浜シネマリン
・帝国プロパガンダに対抗するための武力誇示
・空気は現前性(いま目の前にあること)によって変わる
・PFLP=パレスチナ解放人民戦線(Popular Front for the Liberation of Palestine)
・1953年 ジョージ・ハバシュが設立 パレスチナ解放機構(PLO)に参加 急進派
・1970年 PFLP旅客機同時ハイジャック事件 ヨルダンの「革命空港」にて3機の旅客機が、各国のメディアの目前で次々に爆破
・1969年9月2日、塩見孝也ら30名のメンバーにより神奈川県・城ヶ島で「赤軍派」を結成。9月3日、関東学院大学金沢キャンパスに集結。9月4日に葛飾公会堂で初の決起大会を開いた。9月5日の日比谷野外音楽堂で開催された、全国全共闘結成集会に「蜂起貫徹、戦争勝利」のときの声とともに公然と大衆の前に姿を現し、「秋の前段階蜂起」、「世界革命戦争」、「世界赤軍建設と革命戦争」などを主張した。
・銃を取れ 頭脳警察PANTA 関東学院大学 世界革命戦争宣言
・自己を革命化すること
・プチブルかプロレタリアか
・黒田寛一「小ブルジョワの意識はブルジョワに近く、生活はプロレタリアに近い。内面の自由を侵されることには強い反発を示すが、労働者階級の革命運動にも敵意を示す」
・観念主義と行動主義
・1959年1月1日 キューバ革命 達成
・重信房子と奥平剛士 1971年日本出国→レバノンのベイルートへ
・若松孝二と足立正生、1971年の監督週間で「犯された白衣」「性賊/セックスジャック」を上映。帰国途中にパレスチナへ渡る。
・革命は成るか?
・インターナショナル
◆感想:
非常に面白かった。最初プロパガンダの定義から始まるのはうまいと感じた。
プロパガンダがすでに戦争。
チョコレートや自動車の広告が流れるテレビと、安保闘争やPFLPの旅客機炎上との対比。
潔いプロパガンダを目的とした映画でさっぱりしている。
自分はこの歳になりやっと文脈がある程度はわかるのでこの映画を理解することが出来る。
もっと前に観ていたら引いていたか、もしかしたらもっとハマっていたかも知れない。
当時観た観客はどう思ったであろうかと考える。
大半の人はついていけないと感じ、ある一部にはグッサリと刺さったと思われる。
そして、その影響があさま山荘まで直結する。
この映画を若い頃に観て乗れなかった人たちは、
自分たちはもっとスマートに他の方法で、知識社会化と科学技術によって社会を変えられると思ったと思う。
彼らには一応その矜持があった。
でも、世代を経るごとにその反発のようなものも消え、ただのただれた消費社会になり、
人間がゾンビのような社会になってしまった。
いま日本がまた貧乏になったことと、シオニストの酷さが露呈していることで
時代が一周しているような気がしないでもないので、
とてもタイムリーな映画だと思った。