マラカスがもし喋ったら

読書メモ、講演メモ中心の自分用記録。

【読書メモ】成田悠輔『22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる』(SB新書 2022年)

 
◆要約:いまの民主主義は欠陥だらけなので、新しい無意識データ民主主義にアップデートしましょう。
現行の民主主義では人数の差でシルバー世代の意志が優先され、若者が割を食ってしまう。
そしてメディアの浸透により、偽善的リベラリズムと露悪的ポピュリズムのジェットコースターに呑み込まれてしまう。
だから、政治家や議会は廃止してAI(アルゴリズム)に置き換える。
民意たるデータはスマホやPCの履歴や監視カメラや音声データの盗聴からビッグデータを集めて、
amazonやXがおすすめの広告を出すようなアルゴリズムで政策を決める。
政治家の代わに象徴として猫を置く。
◆感想:約30分で飛ばし読み。
東浩紀の一般意志2.0とほぼ同じ。
世代間憎悪を煽り、頭の悪い若者には人気が出そう。
さすがにこれだけの知名度があるので、何か少しは見るべきものがあるのだろうと思っていたら、
この本に限ってはめちゃくちゃ薄っぺらかった。