■目次
まえがき
第1部 一神教を理解する――起源としてのユダヤ教
1 ユダヤ教とキリスト教はどこが違うか
2 一神教のGodと多神教の神様
3 ユダヤ教はいかにして成立したか
4 ユダヤ民族の受難
5 なぜ、安全を保障してくれない神を信じ続けるのか
6 法律の果たす役割
7 原罪とは何か
8 神に選ばれるということ
9 全知全能の神がつくった世界に、なぜ悪があるのか
10 ヨブの運命――信仰とは何か
11 なぜ偶像を崇拝してはいけないのか
12 神の姿かたちは人間に似ているのか
13 権力との独特の距離感
14 預言者とは何者か
15 奇蹟と科学は矛盾しない
16 意識レベルの信仰と態度レベルの信仰
第2部 イエス・キリストとは何か
1 「ふしぎ」の核心
2 なぜ預言書が複数あるのか
3 奇蹟の真相
4 イエスは神なのか、人なのか
5 「人の子」の意味
6 イエスは何の罪で処刑されたか
7 「神の子」というアイデアはどこから来たか
8 イエスの活動はユダヤ教の革新だった
9 キリスト教の終末論
10 歴史に介入する神
11 愛と律法の関係
12 贖罪の論理
13 イエスは自分が復活することを知っていたか
14 ユダの裏切り
15 不可解なたとえ話1 不正な管理人
16 不可解なたとえ話2 ブドウ園の労働者・放蕩息子・九十九匹と一匹
17 不可解なたとえ話3 マリアとマルタ・カインとアベル
18 キリスト教をつくった男・パウロ
19 初期の教会
第3部 いかに「西洋」をつくったか
1 聖霊とは何か
2 教養は公会議で決まる
3 ローマ・カトリックと東方正教
4 世俗の権力と宗教的権威の二元化
5 聖なる言語と布教の関係
6 イスラム教のほうがリードしていた
7 ギリシア哲学とキリスト教神学の融合
8 なぜ神の存在を証明しようとしたか
9 宗教改革――プロテスタントの登場
10 予定説と資本主義の奇妙なつながり
11 利子の解禁
12 自然科学の誕生
13 世俗的な価値の起源
14 美術への影響
15 近代哲学者カントに漂うキリスト教の匂い
16 無神論者は本当に無神論者か?
17 キリスト教文明のゆくえ
あとがき
文献案内
近代=西洋的な社会
キリスト教 ローマ中心西側 カトリック 東側 正教会(オーソドクシー)
西洋=キリスト教型の文明
現代は近代を相対化しなくてはならない時代。
第一部 一神教を理解する ー起源としてのユダヤ教
1 ユダヤ教とキリスト教はどこが違うか
ユダヤ教→キリスト教=ほとんど同じ。
→イスラム教
ユダヤ教を内包する 否定的なものとして肯定する
たった一つだけ違う点→イエス・キリストがいるかどう
旧約聖書=ユダヤ教
廃されるのではなく、残されている
ユダヤ教 ヤハウェ(エホバ)
間に誰かを挟む=預言者 ヨハネ
イザヤ、エレミア、エゼキエル、モーセ → イエス
「メシア」(ヘブライ語)=救世主=「キリスト」(ギリシア語、ラテン語)
イエスは預言者より上。だって神(の子)だから。
イスラム教のムハンマドも預言者
2 一神教のGodと多神教の神様
神道=多神教
多神教=神様は仲間、友達
一神教のGodは人間を「創造する」
Godは怖い。
Godを信じるのは安全保障のため。
Godとの契約=日米安保条約みたいなもの。
3 ユダヤ教はいかにして成立したか
イスラエル(パレスチナ)=エジプトとメソポタミアの両大国に挟まれた弱小民族
バビロン捕囚
マックス・ヴェーバー「古代ユダヤ教」
ヤハウェは、最初、シナイ半島あたりで信じられていた、自然現象(火山?)をかたどった神だった。「破壊」「怒り」の神、腕っぷしの強い神だったらしい。そこで「戦争の神」にちょうどいい。イスラエルの人びとは、周辺民族と戦争しなければならなかったので、ヤハウェを信じるようになった。
日本にも似たような「八幡」という神。
逃亡奴隷やならず者やよそ者もヤハウェを祀る祭祀連合
旧約聖書の歴史はおそらく嘘(モーセ、ヨシュア)
4 世俗の権力と宗教的権威の二元化
Godが王を選ぶ。 預言者 権威と権力の分離
北イスラエル王国 南のユダ王国に分裂
アッシリア バビロニアの侵攻 バビロン捕囚
イスラエルの民の神→世界を支配する唯一の神 に格上げ
ヤハウェにどうやって仕えるか
1.犠牲を献げる 祭司 サドカイ派
2.預言者に従う 預言者(ヨハネ、イエス)
3.モーセの律法を守って暮らす 律法学者(ラビ) パリサイ派
5 なぜ、安全を保障してくれない神を信じ続けるのか
6 法律の果たす役割
律法 「国家はあてにならない。あてになるのはGod(ヤハウェ)だけだ。Godとの契約を守っていれば、国家が消滅しても、また再建できる。」
7 ギリシア哲学とキリスト教神学の融合
8 イエスの活動はユダヤ教の革新だった
アブラハム、イサク、ヤコブ……60万人
モーセ、出エジプト記
シナイ半島を40年さまよい
カナンの地(いまのパレスチナ)に定着
人間中心か神中心か。これが多神教と一神教の違い。
「人生のすべてのプロセスが、試練(神の与えた偶然)の連続なのであって、その試練の意味を、自分なりに受け止め乗り越えていくことが、神の期待に応えるということなんです」
「試練とは、神が人間を「試す」という意味ですね。神は人間を試していいんです。人間が神を試してはいけない。」
9 全知全能の神がつくった世界に、なぜ悪があるのか
仏教は言ってみれば、唯物論。
仏教の法則は、言葉にできないので、量産できない。一人一人修行するしかない。
「この、Godとの不断のコミュニケーションを、祈りといいます。」
この種の祈りは、一神教に特有のもの。
祈りを通して、ある種の解決が与えられると、赦しといって、Godと人間の調和した状態が実現する。
そうすると、残る考え方は、これは試練だ、ということ。
「アーメン」=「その通り、異議なし」
10 ヨブの運命――信仰とは何か
『ヨブ記』
ヨブ記のサタン=神の代理で地上を査察して回る係。
神のとんちんかんな答え
この世界が不完全なのは、楽園ではないから。そして人間に与えられた罰だから。
これが、試練ということの意味です。試練とは現在を、将来の理想的な状態への過渡的なプロセスだと受け止め、言葉で認識し、理性で理解し、それを引き受けて生きるということなんです。信仰は、そういう態度を意味する。
グノーシス主義 一世紀頃発生
善と悪との完全な二元論
11 なぜ偶像を崇拝してはいけないのか
一神教 侵略や戦争など過酷な環境
一神教、仏教、儒教=神々の否定
儒教=脱魔術化
偶像崇拝禁止=他の神々の否定 偶像をつくったのが人間だから
人間が自分自身をあがめてはいけない
12 神の姿かたちは人間に似ているのか
13 権力との独特の距離感
仏教、儒教、一神教=普遍宗教、世界宗教
→多民族が共存した帝国の宗教
ユダヤ民族はもともと寄留者(移民)だった 土地所有が認められない
7日目 安息日 奴隷や牛馬の消耗を防ぐ 社会保障
50年目ごとに債務を帳消しにして奴隷を解放する「ヨベルの年」という規定もあった。
落ち穂拾い 寡婦や孤児の権利 こういう社会福祉的な規定「カリテート」
「カリテートは、イエスの教えの根底にも流れている考え方で、ユダヤ教がこの点を強調しなかったら、キリスト教もありえなかった。貧富の格差の拡大や社会階層の分解を警戒し、権力の横暴を見過ごせない。低所得者や弱者への配慮を、ヤハウェは命じている。」
ユダヤ教と権力
1.王権神授
2.長老の同意
3.預言者の批判
王権を民衆がコントロールするという、一種の民主主義。
14 預言者とは何者か
シャーマン 神がかり
民衆の中からふいに出現する
→ジャーナリズムの起源
15 奇蹟と科学は矛盾しない
預言者のしるしとして奇跡を与える 奇跡は科学に属する
16 意識レベルの信仰と態度レベルの信仰
第2部 イエス・キリストとは何か
1 「ふしぎ」の核心
イエス・キリスト=預言者ではなく神
イエス=ヘブライ語ではヨシュア
2 なぜ預言書が複数あるのか
マルコ、マタイ、ルカ、ヨハネ福音書=証言録
福音書の前にパウロの書簡
3 奇蹟の真相
ナザレ出身
4 イエスは神なのか、人なのか
父、大工のヨセフ 母、マリア
きょうだいあり 自身も大工 地元のシナゴーグに通い、旧約聖書をよく勉強した(パリサイ派、モーセの律法)。
30前にナザレを出て、洗礼者ヨハネの教団に加わる。その後、何人かを連れて教団を離れる。ガリラヤ地方や、パレスチナ各地を訪れ説教。
預言者のように行動。あちこちで、パリサイ派やサドカイ派とトラブルを起こす。エルサレムで逮捕され、死刑。
処女懐胎
預言者→グレードアップ→メシア(ヘブライ語)、キリスト(ギリシャ語)
メシアは、救世主なので、世の中をつくりかえる。ただ神の言葉を伝えるだけの預言者とは違います。マルクス、レーニンのような感じで、革命家なわけです。
ところが死んじゃった。失望。→3日後に復活。
メシアからさらにグレードアップ。
パウロ 小アジアのタルソで生まれたユダヤ教徒。ローマの市民権。キリスト教迫害の急先鋒だったが、復活したイエスを見て「回心」。
5 「人の子」の意味
最古の黙示文学『ダニエル書』
6 イエスは何の罪で処刑されたか
当時ユダヤはローマの属州
罪状「神を冒涜した」罪
先輩格のヨハネも非業の死
7 「神の子」というアイデアはどこから来たか
神の言葉を直に述べる。100%神の意思と合致している。
8 イエスの活動はユダヤ教の革新だった
イエスがやっていたことはユダヤ教の革新運動
9 キリスト教の終末論
「神の国が近づいた」
ユダヤ教の終末論=ヤハウェが直接介入してくる。ユダヤ民族が救済される。
イエスの「神の国」は崩壊 世界がリセットされて、つくり直される。
「神の国」に入れる人と入れない人がいる。秩序が全て逆転する。
>>ユートピアと退屈と欲望について<<
10 歴史に介入する神
ノア→アブラハム→モーセ→イエス
11 愛と律法の関係
愛は律法がたかちを変えたもの 関係のないところに関係をつくる
愛=自分がほかの人を裁かない事 1階に律法、2階に隣人愛
12 贖罪の論理
昔は報復、復讐法だった。
13 イエスは自分が復活することを知っていたか
14 ユダの裏切り
最後の晩餐「この中で一人、俺を裏切る」
「自己成就的な予言」
「ユダの裏切りがプロットのために絶対必要だが、そうすると、福音書で最も大事な役割を果たし、神の計画を完成させているのは、ユダなんです」
ペテロ 一番の弟子 天国の鍵 代々 カトリック教会の法王
15 不可解なたとえ話1 不正な管理人
「神と富の両方に仕えることはできない」「不正にまみれた富で友人をつくりなさい」
16 不可解なたとえ話2 ブドウ園の労働者・放蕩息子・九十九匹と一匹
17 不可解なたとえ話3 マリアとマルタ・カインとアベル
18 キリスト教をつくった男・パウロ
パウロ パリサイ派
青年行動隊長 新興勢力のキリスト教徒を片っ端から捕まえては尋問し、弾圧していた。
エルサレムからダマスコに移動する最中、イエスに会って落馬→回心
12人の弟子の能力(教養)があまりに低かった。パウロはギリシア語が出来た。
19 初期の教会
313年 ローマ コンスタンティヌス帝 キリスト教公認
392年 ローマ テオドシウス帝 キリスト教国教化
第3部 いかに「西洋」をつくったか
1 聖霊とは何か
三位一体 「父なる神」「子なるキリスト」「聖霊」
パウロの手紙→聖霊が書かせた→聖書
2 教養は公会議で決まる
多数派が正統、少数派が異端
公会議に聖霊が働いているから、従わなくてはならない
381年、第一回コンスタンティノープル会議
3 ローマ・カトリックと東方正教
西側 カトリック/東側 正教(オーソドクシー)
ローマ帝国分裂
ラテン語/ギリシア語 ケザロパピズム(皇帝教皇一致主義)ロシア正教会 セルビア正教会
4 世俗の権力と宗教的権威の二元化
八木雄二『天使はなぜ堕落するのか』
ケルト人、ゲルマン民族→ドルイド教
樹木崇拝、小人、妖精→キリスト教に入り込んだ
聖職叙任権闘争→封建制(荘園貴族制)
教会や修道院 旧約聖書の10分の1税を求めた
王権と教会が併存する 西ヨーロッパ社会の骨格
教会の情報ネットワーク 人間の救済に関する権限
「そして、結婚にも介入した。結婚は本来、世俗のことがらで、キリスト教と関係なかったんですけども、教会は何百年もの長い時間をかけて、それを秘跡(サクラメント)だということにした。教会が認める結婚が、正式な結婚になった。主権者である神の許可によって、結婚できるというわけです。どういうふうにこれが政治力になるかというと、封建領主の権力基盤は土地で、それを相続するでしょう。相続権は、正しい結婚から生まれた子どもに与えられることになっていったから、教会の協力がないと、封建勢力はみずからを再生産できない。世代交代のたびに、教会にあいさつが必要になる。王位継承や土地相続のたびに、教会に介入のチャンスが生まれる。これが政治的パワーになった。」
教会と封建領主は持ちつ持たれつの二人三脚
5 聖なる言語と布教の関係
ラテン語はちんぷんかんぷん→絵画、音楽、儀式
王=大名 新興武士
「ここで教会と王(キング)の関係が焦点になる。教会は王を支援して、戴冠という儀式を考えた。あなたは正統な王です、みたいな証明の儀式です。教会はこうして、少なくとも名目上、王に対する優位を確保した。教会が王よりも優位なら、教会のトップである教皇が命じて、王たちを戦争に行かせる、十字軍みたいなことも可能になるのです。」
6 イスラム教のほうがリードしていた
イスラム教 成立 7世紀 ムハンマド=預言者
ヴェーバー、合理化、合理性=近代化
キリスト教の優位、一番は自由に法律をつくれる点→経済(ビジネス)と親和的
「宗教改革は、キリスト教の原則に立つなら、伝統社会の慣習も教会の慣行も、聖書に根拠をもたないならすべて無意味であるという結論を導いた。ローマ教会は慣習の塊だったから、宗教改革のこの批判は決定的な意味をもった。」
→宗教戦争→負け組がボート・ピープルとなって新大陸へ
7 ギリシア哲学とキリスト教神学の融合
アリストテレスの影響 トマス・アクイナス
神の法/自然法/国王の法
自然法=理性を働かせれば発見できる
理性は、神に由来し、神と協働するもの。
8 なぜ神の存在を証明しようとしたか
ヤハウェ=「存在」という意味。
否定神学=神については何も言えない。
9 宗教改革――プロテスタントの登場
プロテスタント=16世紀から17世紀にかけてカトリックの主流派を批判して出てきた、キリスト教のさまざまなグループ。
神-聖書-人間
余計なものを排除 潔癖 ミサや、教会、儀式を否定
「極端を言えば、聖書さえあればよく、自分と神だけが対話している、これが理想です。」
なかには教会は必要ないという、無教会派。 たいていは集団(教会)をつくり、牧師を置いている。
プロテスタントは曖昧さを許さないため、いくつものグループ(教会)に分かれる。
→ルター派、カルヴァン派、クウェーカー、バプティスト、アングリカン・チャーチ(英国国教会)など無数。
メソジストは分裂しまた合流
プロテスタント 教会を中抜き/カトリック 教会を重視
分裂したとはいえ、キリスト教なのは共通
10 予定説と資本主義の奇妙なつながり
ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』
特にカルヴァン派のつくり出した教義に規定された生活態度(エートス)が、近代的な資本主義への決定的なドライブ
カルヴァン派=予定説
1.神の国に行けるか地獄に落ちるか既に決定されている
2.人間はそれを知ることができない
ピューリタン=イギリスのカルヴァン派
「なのに」勤勉に働く=神の恩寵を受けているのではないか?
→進んで、「成功」
11 利子の解禁
利子は、キリスト教徒の間ではもともと禁じられていました。とりわけ、中世には厳しく禁じられていた。最大の罪の一つ。
ユダヤ教同士では禁止。異教徒から取ることはOK。キリスト教徒はユダヤ教徒から、ユダヤ教徒はキリスト教徒からお金を借りる。利子を払って。
シェイクスピア『ヴェニスの商人』 シャイロック ユダヤ人
「ではなぜ、利子を取ってはいけないのか。利子それ自体がいけないのではなくて、利子を取ると同胞を苦しめることになるから。借金を申し込むのは、多くの場合、困窮した人です。困窮した同胞に借金を頼まれたら、利子を取って追い打ちをかけてはいけない。利子なしで貸してあげなさい、という規定なのです。」
質屋 上着は夜返す 石臼は駄目
利子の禁止は、単純に困る人がいるから
ジャック・ル=ゴフ『煉獄の誕生』 天国と地獄の中間
利子はせいぜい煉獄
12 自然科学の誕生
科学革命の担い手は、むしろ熱心なキリスト教徒。しかもたいていプロテスタント。
1.人間の理性に対する信頼が育まれた
2.世界を神が創造したと固く信じた
=自然科学の車の両輪
スチュワードシップ 空き家になった地球を人間が管理・監督する権限 自由利用権 クジラの油、石炭
経験科学
神の真の意図が、聖書をはじめとするテキストにあるのか、それとも自然そのものにあるのかの違い
ガリレオ・ガリレイ「アリストテレス主義者は真理は『物語の本』にあると思っているが、自然こそが真に偉大な書物なのだ」
>>宇宙の始まりの意味<<
つまり、自然は、聖書以上の聖書
13 世俗的な価値の起源
主権や国家の考え方はみな、神のアナロジー。
「人権も、神が自然法を通じて、人びとに与えた権利という意味がある。神が与えた権利を、国家が奪うことはできないから、そのことをはっきり、憲法に人権条項をつくって書き込んでおくのです。」
ネイチャー(神がつくったそのまま)の法。
市場メカニズムも ジャスト・プライス(正当価格) 靴がいくらか パンがいくらか →職業を守るため
14 美術への影響
音楽 絵画
15 近代哲学者カントに漂うキリスト教の匂い
カント ものすごく厳格なプロテスタント
定言命法=普遍的な倫理
隣人愛 誰をも尊重する
キリスト教から脱したように見える部分で、実は最も強い影響が現れている。
(ヘーゲル)、マルクス主義を生み出してしまうのもキリスト教。
マルクス「宗教はアヘンだ」→マルクス主義自体が宗教だったから。
16 無神論者は本当に無神論者か?
宗教とは、行動において、それ以上の根拠をもたない前提をおくこと
17 キリスト教文明のゆくえ
あとがき
5/25読了 これでは不足