マラカスがもし喋ったら

読書メモ、講演メモ中心の自分用記録。

伊藤先生。
デュルケームの自殺論。
社会学の典型
近代は集団から個人へ。
その中で、どう連帯(絆)を取り戻していくか?
社会学の基本的なテーマ。
「人々を互いに結びつける絆とはなにか?」
社会分業論(1893)
機械的連帯
前産業社会 成員の類似による結合 懲罰的法

有機的連帯 分業と諸機能の分化 成員と個性の多様性 復元的法
共同体の解体/社会の諸機能の分化
相互作用の密度の増大による協同的結合
それぞれの社会の連帯の形を支えるもの「集合意識」

デュルケームの刑罰論
その行為が悪か否かを決めるものは行為そのものではなく集合意識。
善/悪を決めるもの >>イスラム国<<
「われわれはそれが犯罪だから非難するのではなく、われわれがそれを非難するから犯罪なのである」
思い込み
時代とともに変化する
犯罪は公共的健康の一要因である。
全く犯罪のない社会は不健康。
 
デュルケームの方法論
社会学的方法の基準」(1987)
社会的事実
思惟・行動・感受の様式≒集合意識
>>google日本語入力の方法の見事さ<<
「モノのように扱う」
デュルケームの自殺論
心理学的な形で説明される自殺を
社会学的なものとして位置づけ直す。
論文執筆の模範のような展開。
1自殺の定義(問題関心の提示と対象の定義)
2これまでの学説(先行研究の批判)
3独自の学説の提示(データの裏付けのもと)

タイプ分けが分り易い。