マラカスがもし喋ったら

読書メモ、講演メモ中心の自分用記録。

コミュニケーションの社会学

コミュニケーション不全症候群 中島梓(1995)
「コニュニケーション能力」
 
1.コミュニケーションとは?
「他者」の存在/シンボル・記号を媒介にした相互作用
自己内、個人間、小集団内、公開、マスコミ、コンピュータ
 
2.コミュニケーションの社会学の歴史
アメリカの哲学」プラグマティズムの視点
(1)C・H・クーリーと「鏡に映った自己」
物的伝達研究から精神的伝達研究へ
相互作用の網の目としての「社会」
鏡に映った自己
1 他者に対して自分がどう見えるかについての想像
2 自分のイメージに対する他者の判断についての想像
3 1、2に対してもつ自分の反応
第一次集団の理論
親密な対面関係と協調性を特徴とする集団
家族、仲間集団、近隣、地域集団
親密な対面関係のなかで作られる社会性をもった自己
第一次的理想の形成の場としての第一次集団
愛、自由、正義、忠誠、共感、奉仕、思いやり、真実、法の遵守意識…
「われ思うゆえにわれあり」ではなく「われわれ思うゆえにわれあり」
cf.第二次集団
間接的なつながり、利害関係などをもつ特殊化された関係
 
(2)G・H・ミードのI/meの理論
社会的行動主義
行動主義(刺激-反応)の影響 人間の自我の背景にある社会の存在
有意味シンボルを媒介にした相互作用の発達
役割取得 role taking
他者の態度 役割をまねる
社会的自己の成立プロセス
ごっこplay」段階から「ゲーム」段階へ (e.x.野球 一般化された他者)
I(主我)とme(客我)
me 客体化された自己 一般的な他者の視座の内面化されたもの
I meに反応する自己 状況のなかでの創造性(emergence)
 
(3)相互作用の社会学 象徴的相互作用論
symbolic inter-actionism
意味-シンボル-解釈
 
(4)E・ゴッフマンの自己提示の理論
見られる自己に対する戦略的自己提示
ピンポンでわざと負ける彼女
印象操作
「外面 front」の社会学 外面の構成要素
舞台装置 みかけ 態度
印象管理とパフォーマンス 外面に現れる諸情報の「整合性」への配慮
表領域 front regionと裏領域 back region
手術中に冗談を言う外科医
スティグマの理論 レイベリング理論
ラベルをはる→ラベルがはられた人を規定する
市民的無関心
相互作用儀礼 その場が気まずくならないように 管理・操作
 
ジェンダーとコミュニケーション
男 レポート・トーク
女 ラポールトーク 関係性 共感
チェドロウ「母親業の再生産」
男 分離/自律
女 共感/依存
 
コミュニケーションは誤解で繋がっている
アサーション 主張
攻撃的でも受動的でもないコミュニケーション
声が小さい先生
相手に配慮しながら、言いたいことを伝える技術。
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
Iより、実はme。
キャラ。
me 客体化された自己 一般的な他者の視座の内面化されたもの
見られる自己に対する戦略的自己提示
印象管理とパフォーマンス 外面に現れる諸情報の「整合性」への配慮