マラカスがもし喋ったら

読書メモ、講演メモ中心の自分用記録。

「自白」の社会学

数々の冤罪事件 甲山事件
ロフタス「目撃者の証言」
サッコとバンゼッティ事件
浜田寿美男「自白の研究」
 
1.構成される「現実」
現象学的社会学 リアリティの社会的構成
バーガー&ルックマン「現実の社会的構成」
認知的不協和の理論
フェスティンガー「予言がはずれるとき」「認知的不協和」
レイクシティ キーンさん、宇宙人、大洪水
予言がはずれて信者が増える。
→祈ったおかげで、洪水が延期した。
 
2.エスノメソドロジー
ethno(人々の)method(方法についての)logy(学)
日常的知(常識)の構成
ガーフィンケルエスノメソドロジー
違背実験(期待やぶりの実験)
タイヤがぺちゃんこ
 
私たちの日常世界把握
説明行為 accounting 説明と納得
文脈的依存 indexicality 社会情勢、再帰性
文脈再帰性 reflexivity
ドキュメンタリー的解釈法 原型をベースにした認識
「本当は底が抜けている」
 
3.自白の社会学
動機の語彙(ミルズ)
「動機はある行為の「原動力」となる内的状態というより、
人々が自己および他者の行為を説明するために用いる「類型的な語彙」である」
自白の構成
尋問者の仮説
尋問者の尋問のやり方や言葉遣いのなかに反映している期待に応えようとしてしまう被疑者の傾向
記憶の歪曲/虚偽の自白・証言
 
おわりに
権力・権威関係とコミュニケーション
代用監獄(留置所)という日本の司法制度の問題性
司法改革と冤罪防止
取り調べ可視化
証拠の開示の全面化(取り調べ側の証拠隠滅を許さない仕組み)を
 
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認知的不協和理論
エスノメソドロジー 日常的知(常識)の構成
私たちの日常世界把握
「本当は底が抜けている」
動機の語彙
「常識」に支配されている。
相手の期待に応えようとしてしまう。