マラカスがもし喋ったら

読書メモ、講演メモ中心の自分用記録。

【授業メモ】「西洋哲学の起源 第07回 ヘレニズム時代の哲学-生の技法」

放送大学 荻野弘之先生

1.ヘレニズムとは

・ヘレニズム期=アリストテレスの死(前322)-キリスト
アレクサンドロス大王の死後(前323)、部下の将軍たちが各地を分割支配。ギリシア(ヘラス)文化(言語、法制、建築、美術など)が全世界に拡散していく。
・地域共同体から切り離された孤独な個人が<世界市民>として安心立命を得る「生の技法」(art of living)としての思想が希求された。

2.史料の制約と評価の変遷

・近年再評価されている

3.ソクラテスの相続者たち――小ソクラテス

・メガラ派 言語哲学分析哲学
・キュレネ派 ほのかな快楽主義 過剰にならない程度の
犬儒派 アンティステネスーディオゲネス 「シニカル」(冷笑的)の由来 

4.エピクロスの生涯と基準論

・質素な生活 感覚・感情

5.原子論と死生観、神観

・魂を形成する原子

6.魂の平静と快楽主義

・快楽主義ゆえの禁欲 「無苦痛主義」 処世術 

7.ストア派の系譜――初期から中期へ

・ゼノン→クレアンテス→クリュシッポス

8.唯物論と汎神論

・宇宙と人間は大宇宙と小宇宙の関係

9.理性と感情

・感情の分類70種類 クリュシッポス「精神の幾何学

10.生きられた懐疑主義

・心の平静を保つため ほどほどに疑って考える

12.自然科学の発展――アレクサンドリアの図書館

・自然科学の発達
 
◆要約:放送聞かず教科書のみ。全く要点がわからなかった。哲学というより処世術的ということはわかった。