マラカスがもし喋ったら

読書メモ、講演メモ中心の自分用記録。

【イベントメモ】深掘TVトークライブ『日本解体論 ~完結編~』@ロフトプラスワン

●ゲスト:望月衣塑子、白井聡
●出演:宮台真司ダースレイダー
●司会:ジョー横溝
 
京都精華大学に脅迫状 学園祭中止
・学生の親のクレーム
・安心・安全・便利・快適問題
・新住民、隣人訴訟問題 公園の遊具
・日本には昔から規範はなかった。しかし共同体の縛りはあった。
・バブル、拝金主義 伊丹十三
デュルケーム 集合的沸騰 祭り 聖 
・中間層の解体、ソーシャル・キャピタルの喪失、孤立化、個人化
・本音と建前 本音の意味が、下心のようなものに変化した 「どうせお前もそうだろ」
・「道徳」「規範」を措定する権力
・結局、個の根性
・(互いにスペックを求める)クズとクズが結婚し子供を生む クズの再生産
市民社会がない国 世論をマスコミが捏造している
・江戸時代の善政→住民自治の歴史がない
テレビ朝日 放送番組審議会委員長 見城徹 周防郁雄田邊昭知などに可愛がられている 芸能人のブッキングに影響するのでテレビ局は逆らえない
・まともな野党がない問題
・今井尚哉 経産官僚 今井善衛、今井敬の甥 2012からの内閣府経産省支配
・結局は役人が操っている。
発達障害 自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)、学習症(学習障害)、チック症、吃音など
・天才は必ず発達障害 発達障害に感謝
・凸と凹が補って相互扶助できる共同体 それが強いチーム 真逆をいく平均的な教育
・2✕2=4のような関係 あいつといると自分が積極的になれる
ひろゆき 揶揄 言葉の暴力 
・オーストラリア 学校は14-15時まで。あとは地域が面倒をみる
・子供の創造性
・乱世を楽しむこと
 
◆感想:やはり80年代の新住民問題・隣人訴訟問題らへんがターニングポイントだと思った。
その頃日本全体がジェントリファイされたのだと思う。そして個人化された。
安心・安全・便利・快適。その代償に失ったものは何なのか?
本音と建前。本音という言葉の意味が変容した。俗っぽい、損得勘定が本音という意味になった。
バブルの拝金主義で道徳が壊れた。
2012年体制とは経産省支配体制ではないかと思った。電力利権・原発利権のがむしゃらな巻き返し。その意味ではいまも続く今井尚哉時代。
白井先生のひろゆきに対するストレートな怒りに共感。
物理的な暴力をひたすら忌避するが、その実見えない暴力、安冨歩の言う微分化された暴力を一方的に浴びせられている時代。