マラカスがもし喋ったら

読書メモ、講演メモ中心の自分用記録。

移民政策は新自由主義政策

フランス旅行に行って感じたのは移民政策はやっぱりやるべきではないということ。
移民政策は新自由主義政策。
資本家が安い労働力を調達する目的はもちろんだが、
それによって、既存の国内労働者の賃金に下方圧力をかけること、
さらには、移民と旧住民を対立させ、分断統治することまでが支配層にとって都合の良い3点セットになっている。
つまり本来は支配層に向かうべき不満が移民に向けられる。それを国民戦線など右派政党が吸収し、
資本家政党と連合して左派政党を排除してる。
 
たしかに文化の多様性はよいこと。子どもたちが肌の色関係なく仲良く遊んでいる姿は美しかった。
しかし、そもそもパリ市内に住める移民は特別に成功した人。
ほとんどの人は郊外に住んで生活は厳しい。
 
移民政策に賛成するリベラルはこの移民も旧住民も双方共倒れになる現状の解決策を示してから賛成するべき。