マラカスがもし喋ったら

読書メモ、講演メモ中心の自分用記録。

【読書メモ】ボブ・バーグ+ジョン・デイビッド・マン『あなたがあたえる 大富豪ピンダーの夢をかなえる5つの秘密』(文藝春秋 2008年)

「君と私は富をえることについて、向かっている方向がまったくちがう。一緒に歩くためには、おたがいに同じ方向を向かないといけない。」
「ビジネスで成功する秘密」=「あたえること」
「金儲けを目標に成功を目指すことは、目をバックミラーから離さずに、高速道路を時速100キロで飛ばすようなものなのさ」
「相手の良い面を見ようとすれば、自分のまわりに驚くほど豊かな才能や発想ややさしさや善意があふれているのに気づく。つまり世界は君が世界になにを期待するかで変わってくる。」
1
貯金をすべてはたいて、ホットドッグの屋台と営業許可証。
人の期待を超える。
「人の本当の価値は、相手から受け取るもの以上に、自分がどれだけあたえられるかによって決まる」
「それは役に立つか?」「相手に喜んでもらえるか?」
「世界で巨万の富を築くのは、自分が受け取るものにではなく、自分があたえるものー生産品やサービスやアイデアーに情熱をそそいできた人たちだ。」
2
「子どもの工作室のような会議室」
>>「子ども」を本当のターゲットに。理想は税込み30円。<<
「人の収入は、どれだけ多くの相手に、どれほど喜んでもらえたかによって決まる」
≒「人の収入は、その人がふれあった命の数に比例する」
Martin Luther King, Jr.「人は誰でも偉大になれる。誰でも人に奉仕できるからだ」
「お金持ちにいい人はいないという間違い」
「人は貧乏にもお金持ちにも決心ひとつでなれる」
こめかみでこしらえるもの。「あとは、どうやって実行するかということだけ。」
馬鹿でも、何かをやってしまう時がある。
レイチェル(コーヒー)「生活する、たくわえる、奉仕する」
奉仕することだけに専念する。
3
人脈とは、君を知っていて、君が好きで、君を信頼している人たちのこと。
「相手のために気を配ること。相手の利益に気を配る、相手の盲点に目配りをする。"五分五分"は忘れることだね。五分五分は負けの数字だ。勝つには、100%あるのみ。相手のためになることを、自分の勝ちと考える。相手が求めるものを、追い求める。"win-win 両者負けなし"は忘れるーほかの人が勝つことのみを考える。」
「人の実力とは、ほかの人の利益をどれだけ優先させたかによって決まる。」
五分五分は負けの数字だ。
4
「夫が家を出て行ったとき、私の自尊心も一緒に出ていってしまったのです」
「私につけられる付加価値は自分自身のほかにない」
「考えてみると、私にかけていたのは、まさにそれだったのです」
「あなたが人に差し出せる一番価値ある贈り物は、あなた自身である」
どんな目標を達成するときも、必要なのは専門知識や技術が10%、90%は人としての力。
人の真似はできない。
自分自身。
「それには、あなたらしくあること」
5
「あたえることは受け取ることがあってはじめて成り立つ」
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成功本。全員が成功することは定義的にありえない。
いかにもプロテスタントらしい、嫌味な自己啓発
成功者が人からなにを奪っているかに目を向けない、卑怯な態度の本。