マラカスがもし喋ったら

読書メモ、講演メモ中心の自分用記録。

【読書メモ】藤田田『勝てば官軍(新装版)』(KKベストセラーズ 2019年(初版1996年))

目次

第1章 価格破壊は歴史の必然である(デフレ経済下で生き残るには価格破壊しかない;前人未到の記録に挑戦する ほか)

・94年檄文宇宙戦艦ヤマト
・敗者必滅 生き残るためには他人を滅ぼしてでもおのれは勝ち抜かなくてはならぬ
GATT細川護熙 減反→農地解放→地価下落
ハンバーガー 210→130→80円
・「商売は仕入れにあり」
・1500号店

第2章 デン・フジタの成功の法則(金持ちの間で流行させることを考えよ;「女」と「口」を狙え ほか)

・70歳
・「世界統一通貨」論者
・死んでしまえば人間、裸。そう達観すればなにも怖れることはない。
・人間が相手なら解決できないトラブルはない
・ビジネスに満塁ホームランはない。1歩1歩尺取り虫のように前進するだけ
「時間✕努力」が巨大なエネルギーになる
・悲観はビジネス最大の敵である。

第3章 ビジネス成功の法則(「勝てば官軍」の論理しかない;人間は欲望をもった動物である ほか)

・ビジネスでは「性悪説」をとる→DAIGO
・ビジネスの世界では勝てば官軍、負ければ倒産
人間の欲望を観察すれば仕事は無限にある
・PCはシミュレーションに活用する。
向田邦子 戦中
・ヨーロッパからの輸入 文化の差が凄い
国道16号線と郊外化と段階ジュニア
・就職するなら一芸に秀でたエキスパートになること 外国語 PCソフト
マクドナルドのフランチャイズ創始者 レイ・クロック

第4章 規制緩和なき日本に明日はない(危機意識ゼロで生きてきた日本人;水も安全もタダではない ほか)

・富国強兵→富国楽民政策
・学歴=鑑札

第5章 ビジネス・チャンスは無限にある(ビジネスは30年先を考えよ;頭脳の代わりをやる企業が伸びる ほか)

・2004年4月心不全のため逝去 享年79
 
◆要約:バブル崩壊、デフレ社会の中で、どこに活路を見出すか。
◆感想:今回は96年。前回がマクドナルド1号店の話だったが、この時点で1500号店になっている。フジタ未来経営研究所を設立して加藤寛竹中平蔵を招聘したのが97年なので、ここから暗黒面に入っていったか?2冊読んで、欧米至上主義的なものは少しは感じたが、藤田田にそれほど悪い印象は抱かなかった。やはりどういったって戦中の人。今回自己啓発書の問題点を探ろうと2冊読んでみたが、内容が薄いという以外はわからなかった。