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【読書メモ】菊地浩之『最新版 日本の15大財閥』(角川新書)

最新版 日本の15大財閥 (角川新書)

最新版 日本の15大財閥 (角川新書)

・財閥のキーワードは「家族」
第一次大戦特需→反動恐慌→昭和金融恐慌→振るいにかけられ六大銀行→六大財閥
三井財閥総帥団琢磨暗殺→批判をかわすため「財閥転向」。株式公開。
・新興コンツェルン 既存財閥を批判する軍部と同調 軍需に沿った重化学工業
・戦後GHQ財閥解体 「財閥家族」と「持株会社」の指定 市場へ放出
・1949年毛沢東共産主義政権樹立 日本は反共の防波堤として逆コース→財閥解体の緩和→サンフランシスコ和平条約→財閥の復活(企業集団に生まれ変わり)
・企業集団の指標①社長会の結成②株式持ち合い③都市銀行による系列融資④総合商社による集団内取引⑤包括的な産業体系⑥共同投資会社による新規事業進出
・財閥と企業集団の最大の違いは「株式持ち合い」に見られる株式所有構造
・1964年日本が経済協力開発機構OECD)に加盟。→「資本の自由化」→外国企業による株式売買の自由→買収の危険性→持ち合いの強化で防衛
オイルショック後に弛緩→バブル崩壊で再編統合

  1. 三菱
  2. 住友
  3. 三井
  4. 安田(芙蓉)
  5. 浅野
  6. 大倉
  7. 渋沢(一勧)
  8. 古河
  9. 薩州(川崎造船
  10. 川崎金融
  11. 山口(三和)
  12. 鴻池
  13. 野村
  14. 旧鈴木
  15. 日産コンツェルン(春光)